シバイヌの輸出時に偽の健康診断証明書を提出したとして、ブリーダーの男が偽造有印私文書行使罪で起訴された事件で、大阪府警は2日、無資格でシバイヌなどにマイクロチップを装着したとして、獣医師法違反容疑で同府泉佐野市のブリーダー井原渉被告(51)を追送検した。「間違いありません」などと容疑を認めているという。
 府警は同日、動物用マイクロチップを井原被告に横流ししたとして、医薬品医療機器法違反容疑で和歌山県田辺市で動物病院を経営する男(51)=同市=も書類送検した。
 井原容疑者の追送検容疑は2021年11月中旬~12月上旬、獣医師の資格がないのに、香港に輸出するシバイヌやチワワなど計7匹の体内に注射器を使ってチップを装着した疑い。 (C)時事通信社