厚生労働省は3日、生活保護の5月分の申請件数が前年同月比10.6%増の2万353件(速報値)だったと発表した。前年同月比で申請件数が増えるのは昨年12月以来5カ月ぶり。
 担当者は「新型コロナウイルスの流行が長期化し、さまざまな面で国民の生活に影響を与えている。引き続き動向を注視していく」と説明している。
 全受給世帯数は163万9505世帯で、前年同月に比べ0.1%増加。一時的な保護停止を除いた内訳は、高齢者世帯が55.8%を占める。失業者を含む「その他の世帯」は15.3%。 (C)時事通信社