【サンパウロ時事】南米チリのイースター島で4日、観光目的の渡航が正式に再開した。南太平洋に浮かぶ同島は巨大なモアイ像が立ち並ぶ観光名所だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて、2020年3月から島民以外は原則として立ち入りが禁じられていた。
 政府当局のホームページによると、この日首都サンティアゴから空路で島に渡った観光客の一人は「島が再び開かれて、とても幸せだ。観光客と島のコミュニティー双方の幸運を祈る」と語った。イースター島はチリ本土から約3700キロ離れた絶海の孤島で、面積は小豆島より一回り大きい約164平方キロ。住民は約8300人で、19年には15万人の観光客が訪れた。 (C)時事通信社