総務省消防庁は9日、全国で1~7日の1週間に熱中症で救急搬送された人が7218人(速報値)に上ったと発表した。猛暑の影響で前週の7116人から微増となった。搬送後に死亡した人は5人だった。
 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が3982人で全体の半数以上を占めた。発生場所は、自宅の敷地内など「住居」が最も多く2889人だった。
 都道府県別では、東京都が645人で最多となり、埼玉(488人)、愛知(447人)が続いた。政府は熱中症を防ぐため、屋外では近距離で会話するとき以外はマスクを外し、屋内でも人との距離が確保できていれば状況に応じて外すよう求めている。 (C)時事通信社