近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT―CTホールディングスが9日発表した2022年4~6月期連結決算は、純損益が11億円の黒字(前年同期は64億円の赤字)と、4~6月期として3年ぶりに黒字に転換した。3月に新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が全面解除され、国内で旅行需要の回復が進んだ。
 売上高は前年同期比約3.3倍の521億円。旅行割引キャンペーン「県民割」を活用したツアーや、修学旅行など団体旅行が伸びた。本業のもうけを示す営業損益は7億円の黒字(同74億円の赤字)となった。 (C)時事通信社