百貨店の松屋銀座(東京都中央区)が、新型コロナウイルス禍で低迷する化粧品売り場を改装し、カラフルで値頃感のある商品や香水の品ぞろえを強化している。高価格帯が中心で入りづらいという「デパートコスメ(デパコス)」の印象を払拭(ふっしょく)し、「Z世代」と呼ばれる10代、20代の若者や男性の集客も図りたい考えだ。
 同社が17日、1階の化粧品売り場を報道陣に公開した。マスクを外す機会が増えたことに対応し、色鮮やかなリップなどをそろえた「アールエムケー」をはじめとする7ブランドを新たに展開。売り場面積は約2割拡大し、月末にかけて順次オープンする。
 オンライン会議が普及し、顔色に気を使う男性が増えてきたことを受け、「シュウ ウエムラ」などの男女兼用商品を拡充。在宅勤務の気分転換に香水が注目される中、フランスの老舗ブランドも誘致した。
 訪日外国人客の間で人気の高かったデパコスは、コロナ禍で売り上げが激減。百貨店各社はオンライン販売の強化や、売り場の刷新で新たな客層を開拓しようとしている。西武池袋本店(同豊島区)も今秋、若者を狙った化粧品売り場を新設する予定だ。 (C)時事通信社