【ニューヨーク時事】米製薬大手ファイザーは22日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良ワクチンを米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。認可されれば、9月に供給できる見通しという。
 改良ワクチンの非臨床試験では、米国で流行しているオミクロン株の派生型「BA.4」と「BA.5」に加え、従来株などに対して強い免疫反応をもたらすことが確認された。12歳以上を対象とする臨床試験(治験)も今月から始め、有効性や安全性を調べる。
 ファイザーはまた、改良ワクチンについて、欧州医薬品庁(EMA)への段階的申請を数日以内に終えると明らかにした。 (C)時事通信社