国の2023年度一般会計予算で、各省庁からの概算要求総額が110兆円規模となる見通しとなったことが23日、分かった。新型コロナウイルス対策に伴う国債費の増加や高齢化による社会保障費の自然増に加え、防衛費も過去最大となる見込み。年末の予算編成段階で要求額はさらに膨らみそうだ。
 財務省は各省庁からの要求を今月末に締め切り、予算編成作業を本格化させる。コロナ禍の長期化により、22年度当初予算は107兆5964億円と10年連続で過去最大を更新したが、23年度当初予算案も22年度を上回る可能性がある。 (C)時事通信社