新型コロナウイルス感染拡大で経済的に困窮する大学生らを支援する給付金を悪用して現金を詐取したとして、大阪府警は23日までに、詐欺容疑でベトナム国籍の留学生ブ・ソン・ゴック容疑者(21)=大阪市中央区島之内=を逮捕した。「学生なら誰でももらえると思った」と容疑を否認している。
府警国際捜査課によると、この給付金をめぐる逮捕は全国初という。
逮捕容疑は3月、コロナの影響でアルバイトを辞めさせられて収入が減少したと、神戸市内の私立大に虚偽の申請を行い、10万円をだまし取った疑い。
悪用されたのは「学生等の学びを継続するための緊急給付金」で、コロナによりアルバイト収入などが減り修学継続が困難となった大学生らが対象。支給金額は10万円で、在籍する大学などに申請し審査などを経て、日本学生支援機構が給付金を振り込む。 (C)時事通信社
コロナ修学給付金詐取容疑=全国初、ベトナム人逮捕―大阪府警

(2022/08/23 21:26)