新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は24日、新規感染者数について「減少傾向から増加に転じ、最も高い感染レベルが継続している」との見解をまとめた。23日に過去最多を更新した死者数についても「さらに増加することが懸念される」と強い警戒感を示した。
 専門家組織によると、23日までの1週間に確認された全国の新規感染者数は前週比1.19倍だった。お盆や夏休み中の社会経済活動の活発化が要因という。新規感染者は、東京都や神奈川県、沖縄県では減少傾向となったが、ほとんどの地域では増加した。 (C)時事通信社