岸田文雄首相は26日、首相官邸で開かれた閣議に公邸内からオンラインで出席した。首相は新型コロナウイルス感染判明後、公邸からテレワークで公務に当たっている。内閣総務官室によると、政府は感染予防策の一環として、2020年5月に閣僚が各府省から参加するテレビ会議形式による閣議を開催したが、首相が閣議にリモートで出席するのは初めて。
閣議室の首相席にモニターを設置。通信障害などのトラブルはなかった。閣議書に署名するサイン「花押」については、公邸で記した。リモートで出席しても法律上問題はないという。
テレワークを推進する寺田稔総務相は26日の記者会見で「通常と変わりなく業務をこなされている。閣議も行えるという意味で、テレワークの意義と合致した取り組みだ」と評価した。 (C)時事通信社
岸田首相、閣議にオンライン出席

(2022/08/26 16:37)