厚生労働省は29日、新型コロナウイルス対策として導入した雇用調整助成金(緊急雇用安定助成金を含む)の特例措置について、支給決定額が累計6兆円を超えたと発表した。ただ、最近は経済活動の再開を背景に支給ペースが鈍化。特例措置が人手不足に悩む業種への人材移動を妨げているとの指摘もあり、政府は段階的に縮小する方向で調整している。
雇調金は、雇用の維持を図るため、事業主が従業員を解雇せずに休ませた場合に支払う休業手当の一部を助成する制度。通常は1人1日当たり8355円を上限に助成している。 (C)時事通信社
雇調金支給額、6兆円超え=コロナ特例、段階的縮小へ―厚労省

(2022/08/29 18:57)