【ビジネスワイヤ】スペイン国立循環器病研究センター(CNIC)と同国製薬企業Ferrerは、両組織が開発した心筋梗塞治療薬「ポリピル」のSECURE試験の結果を発表した。ポリピルはアスピリン、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、スタチンの3種類の薬剤を含む。同薬と標準治療を比較した試験では、心筋梗塞後に治療されたポリピル群患者の心血管死亡率が33%低減した。平均3年間の追跡調査において、ポリピル群は三つの薬剤を別々に服用した群と比べて、心血管死亡などのリスクが24%低かった。結果はニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に掲載された。(C)時事通信社