三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が1日発表した8月の既存店売上高(速報)は、前年同月と比べて2~3割増加した。新型コロナウイルス感染が再拡大したものの、厳しい外出自粛要請がなかったため、緊急事態宣言が出ていた前年より客足が伸長。ジャケットなど外出向けの衣料が好調だった。
 伸び率は、三越伊勢丹HDが33.6%、大丸松坂屋百貨店が29.4%、高島屋が23.4%、そごう・西武が22.5%だった。ただ、各社ともコロナ禍前の2019年8月の水準には届かなかった。 (C)時事通信社