三重、長崎各県は2日、全ての新型コロナウイルス感染者の氏名などを確認する「全数把握」の見直しを厚生労働省に届け出た。認められれば両県は来週中の運用開始を目指す。新制度は2日から宮城、茨城、鳥取、佐賀の4県で始まったが出足は鈍く、見直す自治体は現段階で計6県にとどまる。
福井県は来週中に届け出る方針を決めたほか、大阪府も9月下旬までに課題を整理して実施すると表明している。
新制度は都道府県の判断に基づき、医療機関が保健所にコロナ発生届を出す対象を高齢者や重症化リスクのある患者らに絞り、事務負担を減らす措置。政府は9月中旬にも全国一律で行う方針を打ち出している。 (C)時事通信社
三重、長崎も全数把握見直し=先行実施6県に―新型コロナ
(2022/09/02 16:22)