新型コロナウイルスの水際対策緩和に伴い、添乗員が同行しないパッケージツアーでの訪日外国人観光客受け入れが始まるのを前に、観光庁は2日、観光関係者向けのガイドラインを改訂した。参加者の行動を把握できるよう、「受入責任者」となる旅行業者などに対し、携帯電話やメールで常時連絡できる体制の構築を求めた。
政府は、6月10日に外国人観光客の受け入れを、全行程が決められている添乗員付きパッケージツアーに限って再開した。今月7日からは、添乗員を伴わないツアーでの入国も可能となり、参加者が自由に行動できるようになる。
ガイドラインでは、ツアーの申し込みを受けた旅行業者などが、参加者の出入国時の往復航空券と滞在期間中の全ての宿泊施設を手配し、行動が分かるようにすることも求めた。入国後に参加者と連絡を取り、マスク着用の徹底など注意喚起を行うことも要請した。 (C)時事通信社
訪日客と常時連絡可能に=添乗員なしツアー開始で指針―観光庁

(2022/09/02 17:03)