全国銀行協会が7日発表した預金・貸出金速報によると、全国110行の8月末の貸出金残高は、前年同月比3.4%増の550兆7577億円と12カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス収束後を見据え、企業の合併・買収(M&A)などの資金需要が強く、4カ月連続で過去最高となった。
ウクライナ情勢などを背景とした原材料価格高騰による短期の資金需要も増加している。コロナ禍で資金繰りに苦しむ企業も依然多く、貸出残高は増加傾向が続く。 (C)時事通信社
銀行貸し出し、12カ月連続増=コロナ後の資金需要根強く―8月末

(2022/09/07 16:58)