日本医師会は7日、東京都内で定例記者会見を開いた。釜萢敏常任理事は、新型コロナウイルス陽性者の療養期間を10日間から7日間に短縮する政府方針について「国の判断はやむを得ない」と理解を示した。ただ、「10日間はウイルス排出の可能性があり、人にうつさない配慮をしてほしい」と述べ、政府に対し、国民に周知するよう求めた。
 一方、松本吉郎会長は、医療機関が全感染者の情報を届け出る「全数把握」の全国一律での見直しに関し「医療現場の負担軽減につながるとともに、重症者を守る取り組みに一層集中できる」と評価した。 (C)時事通信社