帝国データバンクが8日公表した調査によると、2022年に原油や原材料価格の上昇の影響で倒産した「物価高」倒産が、8月末までの累計で150件に上り、年間の過去最多を更新した。新型コロナウイルス禍で経営体力を消耗した中小企業に物価上昇が追い打ちをかけ、昨年の年間138件を早くも上回った。
業種別では、燃料価格の上昇が重荷になった運輸業が42件で最多。資材価格高騰が直撃した総合工事(19件)、急速な円安で輸入原材料価格の値上がりに拍車が掛かった飲食料品製造(13件)が続いた。 (C)時事通信社
「物価高」倒産、年間最多=150社、中小企業に追い打ち
(2022/09/08 18:39)