【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は8日の最高人民会議(国会に相当)での演説で、新型コロナウイルス対策で「ワクチン接種を実施する」と述べた。これまで接種者はいないと公表してきた。
正恩氏は、冬の新型コロナなどの拡大を世界保健機関(WHO)が警告していると指摘。「5月からのコロナ拡大により人々が獲得した抗体が10月ごろに低下する」として、ワクチン接種実施の考えを示すとともに、11月から全住民にマスクを着用するよう求めた。
ワクチンの種類など詳細は明らかにしていない。接種を実施する場合は中国やロシアのワクチンを使用するとみられる。 (C)時事通信社
北朝鮮「ワクチン接種実施」=正恩氏がコロナ対策で言及

(2022/09/09 20:19)