財務省はこのほど、2022年上半期(1~6月)に全国の税関で偽ブランドのバッグや衣類など模倣品の輸入を差し止めた件数が前年同期比14.3%減の1万2519件だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による国際郵便の配達遅延などで落ち込んだが、同省は「11年連続で1万2000件を超えており、高水準で推移している」と指摘している。
 地域別では、中国からの輸入が9131件と全体の72.9%を占め最多となった。品目別では、財布やハンドバッグなどのバッグ類が3割弱の4126件、衣類が2割強の3348件と続いた。輸入形態としてはインターネット通販の普及で国際郵便が9割を占めた。 (C)時事通信社