東京都は13日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、全ての感染者の氏名などを確認する「全数把握」の見直しに関する対応を決めた。26日以降、政府方針に沿って発生届の対象を高齢者や重症化リスクの高い人に限定する一方、対象外となる若い軽症者などについては都の「陽性者登録センター」への登録を要請。センターを通じ、健康観察や自宅療養の支援を続ける。
 小池百合子知事は終了後の記者会見で、「都民一人ひとりの命と健康を守る体制を充実させる。発生届の対象外の方も安心して療養できる環境を整える」と述べた。 (C)時事通信社