旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が13日発表した2021年11月~22年7月期連結決算は、純損益が332億円の赤字(前年同期は336億円の赤字)だった。同期間の赤字は3年連続。コロナ禍で国内外の旅行需要が低迷しており、業績不振が続いている。
 主力の旅行事業では、政府による入国者数上限の段階的引き上げなどで海外渡航再開の兆しが見られたが、本格的な回復には至っていない。上限撤廃などの動きもあるが、影響の算定が困難だとして通期業績見通しの公表を見送った。 (C)時事通信社