新型コロナウイルスワクチンを打ったと装って接種委託料がだまし取られた事件で、詐欺などの疑いで逮捕された東京都北区の「王子北口内科クリニック」院長船木威徳容疑者(51)が「接種希望者に生理食塩水を打ったこともある」と供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。
 船木容疑者はワクチンに否定的な考えを持っていたとみられ、警視庁捜査2課は慎重に供述の裏付けを進める。これまでに健康被害は確認されていないという。 (C)時事通信社