厚生労働省は16日、全国の100歳以上の高齢者が「敬老の日」を控えた15日時点で9万526人に上り、初めて9万人を超えたと発表した。住民基本台帳に基づく集計で、昨年より4016人多く、52年連続で過去最多を更新。女性が8万161人と88.6%を占めた。
 100歳以上の高齢者は、統計を取り始めた1963年は153人だったが、81年に1000人、98年に1万人を突破し、2012年には5万人を超えた。厚労省の担当者は「医療や介護の充実で100歳以上の高齢者は増えているが、伸び率は落ち着いてきている」と分析している。 (C)時事通信社