加藤勝信厚生労働相は16日午後の閣議後記者会見で、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が新型コロナウイルスのパンデミックの「終息が視野に入った」と発言したことについて、「感染対策を進めるに当たり、今が非常に大事な時期だ」と述べ、楽観せず対策を徹底する考えを示した。
 加藤厚労相は、テドロス氏が「走るのをやめるには今は最悪の時だ」と述べて対策継続を求めていると指摘。「年末年始の感染拡大に備え、緊張感を持って取り組みたい」と話し、20日開始のオミクロン株対応ワクチンの接種などを推進していく姿勢を示した。 (C)時事通信社