東日本大震災の復興支援などを目的とした自転車イベント「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催)が17、18両日に宮城県石巻市などで開かれた。18日は、全国から集まった計約1350人が震災からの復興途上にある同県沿岸部などを自転車で駆け巡った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いたため、実際にコースを走るのは3年ぶり。
サイクリングを観光資源として、震災復興と地方創生を目指す同イベントは、13年の初開催から今年で9回目。新型コロナの影響で20年は中止され、21年は実際のコース映像を見ながらサイクリングを体験できるオンラインイベントだけが実施されていた。今回も感染対策のため、沿岸部を走る100キロと石巻市内などを走る65キロの2コースのみとした。
震災犠牲者へ黙とうをささげた後、午前6時半ごろに100キロコースがスタート。約3時間後には65キロコースも始まり、参加者はリアス式海岸を眺めながら、山あいを駆け抜ける爽快感を味わった。 (C)時事通信社
3年ぶり、被災地駆け復興支援=「ツール・ド・東北」開催―宮城

(2022/09/18 18:20)