【ビジネスワイヤ】循環器用医療機器大手の米アビオメッドは、PCI(経皮的冠動脈インターベンション)施行前の左室アンローディングが心筋梗塞患者の梗塞サイズの縮小をもたらすことを示すSTEMI・DTU(ST上昇型心筋梗塞ドア・ツー・アンロード)パイロット試験のデータを発表した。試験では、同社の心臓ポンプ「インペラCP」でPCI施行前の30分間にわたり左室アンローディングを行った患者と、左室アンローディング開始直後にPCIを施行した患者を比較。その結果、前者で有意な梗塞サイズの縮小が確認され、こうしたPCI遅延が心筋のダメージを軽減し、心不全を予防する可能性が示された。データはTranscatheter・Cardiovascular・Therapeutics(TCT)2022で報告された。(C)時事通信社