自動車大手8社が29日発表した8月の国内生産台数は、合計で前年同月比22.3%増の約55万台と、13カ月ぶりにプラスに転じた。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなど全社で増加した。コロナ禍や部品調達難で大きく落ち込んだ前年や2年前に比べれば改善したものの、2019年以前の水準には届かない状況が続いている。
 トヨタの国内生産は5.6%増の19万台。半年ぶりに前年同月を上回ったが、19年の22万台には及ばず、同社は復調には至っていないと受け止めている。 (C)時事通信社