【ビジネスワイヤ】皮膚科医薬品のデンマーク企業レオ・ファーマは、同社のアトピー性皮膚炎治療薬「Adtralza」(トラロキヌマブ)について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が欧州連合(EU)における適応拡大を勧告したと発表した。Adtralzaは、同疾患の免疫・炎症プロセスで重要な役割を果たすサイトカインのIL-13を特異的に阻害する、ヒトモノクローナル抗体。勧告では、中等度から重度の青年期患者(12~17歳)への使用拡大が推奨された。成人向け治療薬としては既にEUのほか、米国、英国、カナダ、アラブ首長国連邦、スイスで承認済み。米国では商標「Adbry」で販売されている。(C)時事通信社