健康保険組合連合会(健保連)は6日、大企業の社員とその家族が加入する1388の健康保険組合の2021年度決算見込みを発表した。保険給付費や、65歳以上の高齢者医療への拠出金の増加により全体で825億円の赤字となった。赤字となったのは8年ぶり。赤字の組合は282増えて740組合となり、半数を超えた。
 前年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療機関への受診控えで給付費が大きく減少し、2958億円の黒字を確保したが、一転して財政状況が大幅に悪化した。 (C)時事通信社