高島屋=2022年8月中間期の連結営業損益は黒字転換。コロナ禍に伴う営業制限がなくなり、客足が回復したため。売上高に相当する営業収益は、収益認識に関する会計基準を今期から適用しているため単純比較できないが、適用前の基準で比較すると増収だった。
国内百貨店事業は黒字転換。コスト構造改革により販管費を26億円削減した。海外は円安の影響でシンガポールやホーチミンが増収増益となった一方、ロックダウンで休業などを強いられた上海は減収減益だった。
通期見通しは据え置いた。下期には免税売上高90億円を見込む。電話会議方式で記者会見した村田善郎社長は「コロナ前に売り上げの8割を占めた中国人の来日は当面見通せない。業績への押し上げ効果は限定的」と慎重な見方を示した。(C)時事通信社
〔決算〕高島屋、8月中間期は黒字転換=客足回復
(2022/10/11 17:55)