大手百貨店3社の2022年8月中間決算が11日、出そろった。新型コロナウイルス対策の行動制限がなくなり、客足が回復。コスト削減効果もあり、損益の改善が進んだ。
 大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングは、本業のもうけを示す事業利益(営業利益に相当)が前年同期比3.7倍の136億円となった。高島屋は、営業損益が128億円の黒字と、前年同期の20億円の赤字から転換。そごう・西武は、営業赤字幅が49億円から4億円に縮小した。 (C)時事通信社