政府が現在の健康保険証を2024年秋ごろをめどに原則廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方向で検討していることが、12日までに分かった。カードの交付が伸び悩む中、普及を加速化する狙い。13日にも河野太郎デジタル相が発表する見通し。
 マイナ保険証は昨年10月に本格運用を開始。医療機関や薬局に設置された機器で簡単に本人確認ができ、専用サイトで過去に処方された薬の履歴などが閲覧できる。ただ、対応可能な医療機関などは3割程度で、政府は23年4月から全国の医療機関や薬局にシステム整備を義務付ける方針だ。 (C)時事通信社