東京都は13日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。新規陽性者数の減少を踏まえ、感染状況は「改善傾向にある」と判断。4段階で表す警戒レベルを1段階引き下げ、上から3番目とした。このレベルになるのは6月下旬以来約4カ月ぶり。
 医療提供体制の警戒レベルは、4段階のうち上から3番目に据え置いた。専門家は今冬に向け、「インフルエンザとの同時流行を見据えた体制を確保する必要がある」と指摘。都は14日から、65歳以上の高齢者らを対象に、コロナワクチンの接種会場でインフルエンザ予防接種も併せて受けられるようにし、流行を防ぐ考えだ。 (C)時事通信社