三重大病院の薬剤発注や医療機器納入を巡る汚職事件で、第三者供賄と詐欺の罪に問われた同病院臨床麻酔部元教授の亀井政孝被告(56)の公判が18日、津地裁(柴田誠裁判長)であり、検察側は懲役4年を求刑した。
検察側は、賄賂の受け皿とされた一般社団法人から200万円を追徴することも求めた。弁護側も最終弁論し、結審した。判決は来年1月19日。
論告で検察側は、薬剤の処方という患者の安全に直結する職務の公正を害した被告の行為は「悪質性が高い」と非難。弁護側が贈賄側から請託がなかったとして一部無罪を主張していることについては、公判で贈賄側が請託をしたと証言しており、認められないとした。 (C)時事通信社
元教授に懲役4年求刑=三重大病院汚職―津地裁
(2022/10/18 17:49)