【ビジネスワイヤ】武田薬品工業は、同社の4価弱毒生デング熱ワクチン「TAK-003」について、欧州医薬品庁(EMA)医薬品評価委員会(CHMP)が欧州連合(EU)などにおけるデング熱の予防薬として推奨勧告を行ったと発表した。勧告では、すべての血清型によるデング熱の予防を目的に、4歳以上に対する接種が推奨された。対象国はEUとEU-M4all制度に参加しているデング熱流行国となる。勧告の基盤となった第3相TIDES試験では、TAK-003が4.5年間にわたり症候性デング熱の61%を予防した。TAK-003は既にインドネシアで6歳から45歳への接種が承認済み。欧州では今後数カ月以内に製造販売承認を取得できる見込みで、その後で中南米とアジアでも審査が行われる。(C)時事通信社