【香港時事】香港政府の李家超行政長官は19日、立法会(議会)で就任後初の施政方針演説を行い、厳格な新型コロナウイルス対策で人材の流出が深刻化している現状に危機感を表明、海外の優秀な人材を積極的に呼び込む考えを示した。国際金融センターとしての競争力を強化する意向も明らかにした。
 中国政府が香港の統制を強化する「香港国家安全維持法」が2020年に制定されたこともあり、香港の労働人口は過去2年間で約14万人減った。李氏は「香港の人材を積極的に育成・確保するだけでなく、海外の人材誘致にも積極的に取り組む」と訴えた。 (C)時事通信社