新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合が26日開かれた。専門家から今冬に懸念される感染「第8波」が起こった場合の推計感染者数が報告され、ワクチン接種が早く進めば最大約300万人のコロナ感染が回避されるとの試算が示された。
 試算では、感染者1人が平均して他人にうつす人数「実効再生産数」が1.2だった場合、来年2月までの累計感染者数は844万人と推計。その上で、ワクチン接種が今年12月に1日100万回超のペースで進めば550万人に減少するとした。実効再生産数を1.3とした場合は、感染者を1038万人から797万人に抑えられた。 (C)時事通信社