厚生労働省は26日、65歳以上の高齢者が納める介護保険料をめぐり、高所得者で増額し、低所得者で減額する案の検討に入った。現行制度は、負担能力に応じて保険料に差をつける仕組みとなっているが、さらに強化する必要があると判断した。社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会での議論を踏まえ、年内に結論を出す。
介護保険制度はおおむね3年に1度、見直しが行われている。厚労省は2024年度の改正に向け、対象者の範囲や保険料の増減額といった具体案づくりを進める。 (C)時事通信社
介護保険料、高所得者で増額=65歳以上、低所得者は減―厚労省検討

(2022/10/26 21:28)