【ビジネスワイヤ】ワクチン関連の業界3団体は、感染症の世界的流行に備えたワクチンのアクセス向上に関する解決策を先進7カ国(G7)と20カ国・地域(G20)に提案したと発表した。これらの団体は、バイオテクノロジーイノベーション協会(BIO)、途上国ワクチン製造者ネットワーク(DCVMN)、国際製薬団体連合会(IFPMA)。提案では、低所得国の優先集団が居住地に関係なく公平にワクチンを利用できるよう、ワクチン不平等の解決を主張。具体的には、ワクチンのリアルタイム生産能力の割り当てを求めた「ベルリン宣言」(パンデミックにおける公平なアクセスに対するバイオ医薬品業界の構想)を支持することで合意した。高所得国に対してはワクチン提供に必要な政治的・財政的支援を、低所得国にはワクチン受け入れに必要な医療制度の改善を求めている。(C)時事通信社