【ビジネスワイヤ】スイスのバイオ製薬企業フェリング・ファーマシューティカルズは、同社の再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(rCDI)の微生物叢(そう)治験薬「RBX2660」について、新しい解析結果7件を発表した。PUNCH・CD試験の一つの解析では、RBX2660の24カ月にわたる持続的な臨床奏功と安全性を検討。その結果、年齢に関係なく、治療終了後8週間にわたり、CDIによる下痢が発生しない治療成功が88%以上の患者で確認された。性別、人種、CDI回数が異なっても、同様の持続的奏功率が観察された。RBX2660群で健康関連の生活の質(HRQL)が改善されたことを示す事後解析や、CDIが再発した非奏功者でも同群でHRQLが改善されたことを示す事後解析の結果も発表。その他にも、PUNCH・CD3-OLS試験を含め、種々の患者集団におけるRBX2660の有効性と安全性を検討した4件の解析結果が報告された。結果は米国消化器病学会で発表され、解析結果の一つは同学会の研究賞を受賞した。(C)時事通信社