塩野義製薬=2022年9月中間連結業績は増収、純利益増。欧米での抗菌薬の販売が好調だったほか、HIV関連のロイヤルティー収入が拡大。円安効果の後押しもあり業績が拡大した。一方、新型コロナウイルス関連の収益が下期にずれ込む見通しとなったことで、営業利益は減益となった。 
 厚生労働省での審査が続いている同社の新型コロナ向け経口薬について、手代木功社長は「(症状改善効果が確認され)宿題は提出させていただいた」とし、早期の承認に期待を寄せた。
 また、申請が当初より遅れているコロナ向けワクチンについては、ネックとなっていた生産体制の整備が進んでいるとして「11月末から12月にかけて何としても申請したい」と意欲を示した。(C)時事通信社