理化学研究所などの研究グループは1日までに、新型コロナウイルスのリボ核酸(RNA)を分子レベルで自動検出する装置を小型化し、部品の顕微鏡を市販のカメラに置き換えるなどして製作コストを大幅に引き下げたと発表した。PCR検査並みの感度と最短3分の速さを両立させ、臨床検査機器メーカーとともに来年度中に国の薬事承認を得ることを目指している。
理研の渡辺力也主任研究員は「町のクリニックに置いてもらえる大きさ、価格にしたい。インフルエンザなどさまざまな種類のウイルスを同時検出する設定も可能だ」と話している。 (C)時事通信社
自動検出装置を小さく、安く=新型コロナなど対応―理研

(2022/11/01 14:45)