【ジャカルタ時事】インドネシアでせき止めシロップ薬をのんだ子供が急性腎障害となり150人以上が死亡した問題で、食品医薬品監督庁は1日までに、原因の一つとみられる化学物質の同薬への含有量が基準値の約100倍に達するなどの違反があったとして、製薬会社2社を営業停止処分とした。
 監督庁によると、国家警察が捜査を進めている製薬3社のうちの1社は、基準値(1ミリリットル当たり0.1ミリグラム)の100倍に相当する量の化学物質「エチレングリコール」をシロップ薬に入れていたという。 (C)時事通信社