大阪府は8日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染状況を緑黄赤の3段階で示す独自指標「大阪モデル」について、一番下の「緑信号」から警戒を呼び掛ける「黄信号」に切り替えた。病床使用率が同日までに20%に達したためで、黄色になるのは約1カ月ぶり。飲食店への営業時間短縮要請などはしない。
 吉村洋文知事は記者団に「コロナの感染者数は急拡大していないが、増加傾向にある」と指摘。今冬懸念される、コロナと季節性インフルエンザの同時流行に触れて「ワクチン接種に加え、コロナ検査キットや解熱剤を各家庭で備蓄してほしい」と呼び掛けた。 (C)時事通信社