パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス=2022年7~9月期連結決算は増収・大幅増益だった。純利益は前年同期比48.8%増の184億円。国内の新型コロナウイルス対策の行動制限が解除されて客足が回復。プライベートブランド(PB)も好調で、売上高、営業利益、純利益のいずれも7~9月期の過去最高を更新した。
「ドン・キホーテ」を柱とする主力のディスカウントストア事業の営業利益は倍増。コロナ禍で低調だった駅前店や夜間帯の売り上げが大幅改善した。総合スーパー事業は、外食需要の回復を背景に食品が落ち込んだが、化粧品の強化や季節衣料の値下げ抑制で増益を確保した。
北米事業は減益となった。人件費や光熱費の増加が響いた。
23年6月期の連結業績予想は据え置いた。(C)時事通信社
〔決算〕パンパシHD、7~9月期は最高益=コロナ制限解除で客足回復
(2022/11/08 17:13)