キリンホールディングス(HD)=2022年1~9月期の連結業績(国際会計基準)は同時期としては3年ぶりの増収増益。コロナ禍に伴う行動制限がなくなったことで業務用ビールが回復。10月の値上げ前に駆け込み需要が発生したことも追い風となった。
傘下のキリンビールは増収増益。原材料や燃料コストが高騰したが、販売数量の増加でカバーした。半面、キリンビバレッジは清涼飲料の利益率が低いことからコストを吸収できず、増収減益。
オーストラリアのライオンや、医薬の協和キリンは、円安効果も加わり好調だった。
華潤麒麟飲料の売却益約480億円を計上したことで、純利益は大幅に増加した。
通期業績予想は据え置いた。(C)時事通信社
〔決算〕キリンHD、1~9月期は3年ぶり増収増益=国内ビール販売回復
(2022/11/09 16:23)