新型コロナウイルス対策の観光支援事業「Go To トラベル」を巡り、運営する民泊施設を利用したと偽って給付金をだまし取ったとして、大阪府警は9日、詐欺容疑で、民泊運営会社「Way―out」代表取締役の渡部拓真容疑者(30)=大阪市天王寺区勝山=と同社社員の男2人を逮捕した。府警は3人の認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は2020年10~12月、運営する同市生野区内の民泊施設に延べ30人が同事業を利用して宿泊したとの虚偽申請を4回行い、国から計約528万円を詐取した疑い。
 府警捜査2課によると、同事業事務局から情報提供を受けて捜査したところ、渡部容疑者らが浮上したという。Way社は大阪市内で民泊施設を4カ所運営しており、残りの3施設でも不正受給があったとみて調べを進めている。 (C)時事通信社