政府は10日、感染拡大が懸念される新型コロナウイルス「第8波」を見据えた対応方針を固めた。今夏の「第7波」と同程度かそれを上回る感染状況になれば、都道府県知事の判断で「対策強化宣言」を出し、大人数の会食や大規模イベント参加を控えるなどの呼び掛けを行う。11日の新型コロナウイルス感染症対策分科会で、新たな対応方針を専門家に諮る。
対応方針では、外来医療の逼迫(ひっぱく)状況や病床使用率に応じて感染状況を現在の5段階からレベル1~4の4段階に見直す。「対策強化宣言」を出す目安はレベル3とする。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に基づく行動制限は求めない。 (C)時事通信社
政府、自治体の対策強化宣言で対応=コロナ「第8波」備え、行動制限なし
(2022/11/10 21:29)